about共育オアシスの目指すもの

共育オアシスの目指すもの
共育オアシスの目指すもの
不登校を”特別な悩み”ではなくなる社会をつくる
価値観の多様化、コロナ禍の制約や社会情勢の変化での不便や不安、発達や特性、人間関係の複雑化、環境など、様々な要因が重なって、今や不登校は「誰にでも起こりうる」問題です。

にも拘わらず、不登校について知る機会は少なく、当人に訊いても「理由ははっきりとわからない」不登校も増えています。

学校へ行くのが当たりまえという価値観の中で育ってきた親世代が、わが子の学校に行かないという現実をどう受け止めたら良いかわからず、学校に行かせようと努力すれども、それが逆効果になってこじれてしまうことも少なくありません。
親が一人で抱え悩む期間が長くなればなるほど、本来持つ輝きや成長する力を見失い、子どもが教育を受ける機会も失ってしまいます。

今は子どもたちのためのサポート環境は少しづつ整いつつあります。
スクールカウンセラーの配置、相談窓口、フリースクールやコミュニティー、情報サイト、勉強会なども増えてきています。
しかしながら、まだ身近ではなく、心底困ってから積極的に探さないとなかなかそこにたどり着かず、見つけたとしても行動への心理的ハードルも高いのが実情です。
さらには、「子どものために」という強いワードの元、親御さんの心が置き去りにされてしまっている状況も見受けられます。

本当は、お子さんも親御さんも頑張っているのに。試行錯誤した先で悩んでいるのに。
心が疲弊している先で周囲の強い言葉に傷つき、自分を責めてしまう親子もいます。

悩んでいる人たちがいる一方で
実は不登校であることを受入れて、お子さんに合った形で伸び伸びと幸せに子育てをしている人たちもいます。
学校と程よい関係性で、みんなでお子様の成長を見守っている方々もいます。
義務教育期間のあとの沢山の選択肢にワクワクしながら準備している子たちもいます。
小中学校は不登校だったけれども、社会にでて活躍している人たちもいます。

その違いは何か。
それは情報を手に入れているかいないか
不登校の親子のロールモデルが身近にいるかどうか
理解してくれる人が周りにいるかどうか
共に歩んでくれる仲間がいるかどうか
です。

不登校ということが”特別な問題”視されない、親なら誰しも抱える”子育ての悩みの一つ”と思える環境であるかどうかです。
不登校のお子さんや親御さんに対して、周りが「良かれと思って」したアドバイスが、実は親子を追い詰めていくことにつながっている場合もあります。
不登校で悩んでいる親御さんは、とても真面目な方が多いです。不登校のお子様も、とても真面目な子が多いのです。
周囲の言葉の一つ一つがダイレクトに突き刺さっていくのです。

共育オアシスでは、まずは親御さんが安心できることが大切であると考えました。
親御さんが不安である限り、どうしてもお子様も不安になってしまいます。
親御さんが不安を軽減し、どーんと構えて笑顔になると、お子様も変化します。

親御さんが安心できるために必要なのは
「~するべき」というアドバイスではなく
不安に思っている気持ちに耳を傾け
具体的な情報を提供していくこと。
心の負担の軽減のために、親御さんに代わって学校の先生との間を取り持つことが必要な場合もあります。
共育オアシスでは、必要があれば学校とのやり取りも手助けします。

そしてもう一つ。
親御さんへの直接サポートの他に、習い事教室や塾の先生のための相談窓口や勉強の機会をご用意いたしました。
それは、親御さんやお子さんが一番身近に相談できる相手は、学校以外で日頃指導されている先生だからです。
その先生が不登校であることを”特別なこと”とせずに受け止めて話を聞いてくれたら、どれだけ心救われることでしょう。
学校へ行っていないことで学習面や将来の不安を抱えているお子様や親御さんにとって、一番頼りたいのは塾の先生です。
お子様の才能を伸ばしてくれる、社会とのつながりを持てるのは、習い事教室の先生です。
”頼れる存在””身近な相談役”が社会で増えていくことも、とても大切なことではないかと考えています。

不安が大きくなっていくのは、情報がないからです。
世の中の当たり前になっていないからです。
孤独になりがちだからです。

いろんな子育てがあっていい。
いそんな学び方があっていい。
いろんな生き方があっていい。
みんな違ってみんないい。

学校復帰をしたい、させたいと考えている親子も
学校ではない場所で学ぶことを選ぼうとしている方も
中学受験・高校受験で新たな場所を選ぼうとしている方も
中学まで不登校だったけれど、高校進学したいと考えている方も
通信制高校や通信制大学を考えている方も
みんなそれぞれの形があって良いと思っています。
お子さんは勿論、親さんにとっても、これで良かったと納得できる人生を歩めることが理想です。
そのための情報の提供と、一緒に考え、これからを歩んでいくためのガイド。
それが私たちです。

共育オアシスは、不登校を”特別な悩み”ではなくなっていく社会
厳しさよりも優しさが連鎖していく社会
共に育ち育てあえる社会を目指しています。

information事業所情報

共育オアシス (高崎文子)

〒502-0071
岐阜市長良11番地3
共育オアシスあいぎふ自由学校内

080-3685-8784(代)
exec-coach.a@aigifu.com